たんたんとしている

私が中学生の頃に、国語の先生に言われた言葉です。
「こういう淡々とした文章を書ける個性は大事にしなさい」
みたいな。今はどうなのかな。大事にできてるかしら。
パッションが溢れ出ちゃって、暑苦しい文章になってるんじゃない?

小説の書き方のサイトさんを覗いてたせいで、はるか昔のことを思い出しました。

文章にしろ絵にしろ、私の場合ずっと「灰汁」みたいなのを削る方向にベクトルは向かってました。
それは今も変わらないかも?
必要ないものを削ぎ落として削ぎ落として、最もスリムかつシンプルな形で表現したいというような欲求があるんだと思います。
だから、ある日突然悟りを開いちゃったりして、「すべては◯(円)に帰す」とか言い出して、◯の完全無欠たる造形に「美」……いや「神」を見出す可能性もゼロではないわけですよ。

限りなくゼロに近いとは思いますが。

何故なら、スリムにしたいという欲求と背中合わせに、飾り立てたいという欲求もあるからですね。
若干スリムにしたい欲求の方が強いため、だんだんシンプルになってきたのでしょう。

ところで、高校生の頃は先生に「漫画の中の人みたい」と言われました。
真意が未だ分かりません。
どう受け取るのが正解ですか?
まあ、現実感が薄いってことは読み取れますが……。